志学会 第34回関東公開講演会
遠隔教育学と私
-オンライン教育の過去・現在・未来-
講師:宮添輝美 氏
(東京理科大学・教養教育研究院 准教授)
先進国に名を連ねながらもIT化に後れのある日本の教育界は、2020年のコロナ禍にあって、今、20~30年の遅れを急ピッチで取り戻そうとしています。2003年の時点で、ロンドン大学では既に学位取得可能な大学院課程が100%eラーニングで世界に向けて現地での対面課程に併設されていました。世界各地からオンライン上に集う現職教員のクラスメート達とともに、学生の一人として私自身、東京からこのプログラムで学んでおりました。期せずして、日本におけるオンライン教育の進化・浸透の過程が、私の大学人人生に重なりつつあるように思われます。今回の講演では、日本の高等教育における遠隔教育学の展開について、過去・現在・未来の視点から、自身の学びの体験も交えて、お話ししてみたいと思います。

講師プロフィール
東京都三鷹市出身、東京在住。国際基督教大学教会会員。国際基督教大学(教養学部・修士・博士課程)卒。PhD(教育学)。アメリカとフランスの大学に留学。大学教員(専任)の傍ら、ロンドン大学教育大学院(イギリス)とアサバスカ大学大学院(カナダ)にeラーニングにより東京在住にて学び、それぞれMA(TESOLと遠隔教育学)を取得。現在の主な研究テーマは、ブレンド型学習デザイン(CALL)や明治中期以降における日本の高等教育の歴史(遠隔教育)。趣味は、筋トレ、絵画、料理、猫、カタツムリなど。
【日時】2020年11月16日(月)18:30~20:30(18:00受付開始)
【形式】オンライン開催(Zoom使用)
【参加費】無料
【申し込みフォーム】https://forms.gle/MM1rwyhgYidATUez9