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講演会

第41回志学会講演会

【講演タイトル】
判例の形成と学説との対話—著作権侵害の主体論を巡って

【講師】
谷 有恒氏(北浜法律事務所弁護士、愛知大学法科大学院教授)

【講演要旨】
 著作権侵害が疑われる場合、侵害の主体をどの様に捉えるかによって裁判の結論が180度変わることがあります。この点は、この35年ほどの間、重要な判決が出る都度、研究者、弁護士、著作権管理団体、楽曲利用者や配信業者からの厳しい批判がなされ、その中で裁判所が次の判決を模索するという特異な領域を形成してきました。令和4年の最高裁判決で一定の決着がついたともいわれますが、この間の裁判の流れをたどることで、裁判所が下す判決とこれに対する研究者からの論評の中で、判例法理がどの様に形成されてきたかを概観したいと思います。

【講師紹介】
1956年大阪市生まれ、1973年奈良福音教会にて受洗、
京都大学法学部中退、1989年司法試験合格。
1992年判事補任官、以後大阪(3回)、東京、札幌、高松、旭川の各地裁に勤務するほか、法務省訟務局付検事、最高裁判所司法研修所民事裁判教官。
地方裁判所の裁判長を10年務め,オプジーボ訴訟における本庶佑先生と製薬会社の280億円和解を最後の仕事として、2021年11月定年退官。
現在、北浜法律事務所弁護士、愛知大学法科大学院教授のほか、JICA(国際協力機構)によるカンボジア法整備事業の国内支援委員。シンガー・ソングライターでもある。兵庫県西宮市在住、JEC西宮福音教会会員。

【日時】
2024年5月20日(月)
18:00~20:00(17:50よりログイン出来ます)

【形式】
zoomを使用したオンライン会議。
お申込者には後日zoomの招待URLをお送りいたします。

【申し込み】
以下のグーグルフォームよりお申し込みください。

https://forms.gle/DaWnDKP4xQ5GLXNY6

 

 

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